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MY BEST HIT! 山の本

 2014-11-03

最近のBEST HIT、山の本はこれ。

『定本 黒部の山賊ーアルプスの怪』
伊藤正一著、
山と渓谷社

2813047680-170x.jpg
(山と渓谷社HPより転載)

三俣山荘の伊藤正一さんが書いた実話や怪談話の数々。
黒部源流のパイオニア的存在の伊藤さんと、
「山賊」たちの活き活きとした山の物語。
今でこそ「アルピニズム」という西洋スタイルの登山が
主流になっている登山の世界ですが、
かつて「山」は山を駈ける猟師たちの猟場だったのです。
あまりの険しさに長らく人を寄せ付けてこなかった黒部を猟場とする、
強き「山賊」たちに読み手は引き込まれていきます。
山の中で、山を糧にして生きていた遠山富士弥たちは、
そのあまりの「厳めしさ」故に、時に「山賊」と誤解をうけ、
下界の人々に恐れられます。
常人では追いつけない足の早さで山を駆け巡り、
急峻な岩を軽やかに登り、冬には黒部でカモシカを追い、
熊と闘い、岩魚を仙人のように釣り、悪さをする猟師をこらしめる。
「山賊」と恐れられた男達と知り合い、ともに生活をし、
小屋を守ってきた伊藤さんの、
「山賊」たちへの目線は、とてもやさしいものであり、
強い信頼関係があったことが伺えます。
そういう彼だからこそ、
「黒部の山賊」の実像を伝えられたのでしょう。

今では国定公園になり、狩猟・採取は禁止されている黒部ですが、
「山賊」たちの駆け回っていた時代を知ることは、
「近代アルピニズム」以前の「山と人との関わり」、ひいては、
この国の登山の原点を考えるきっかけにもなりそうです。
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